エプスタインと千葉大学学長(伊藤穣一)

 

 

エプスタインは2008年に少女たちへの性犯罪で有罪となったことはお話しした通りです。

 

なので、それ以前、特にそういうことが噂にもなってないかった1990年代に彼と交流があった人たちと、それ以降つまり2008年に有罪判決を受けた後も付き合っていた人たちには決定的な違いがあると思います。

 

2008年以降にエプスタインと親交のあった人たちはエプスタインが性犯罪者であったことを知らないわけがないんですよね。

 

エプスタインの資産がどのくらいあって、それがどこから来ているのは相変わらず謎なのです。彼がその金を政治家や学者などにばら撒いていたことは知られています。

 

例えばビル・クリントンクリントン財団のスタート資金はエプスタインが出していますた。また、たくさんの大学に寄付金を出していました。

 

その中のひとつであるハーバード大学は彼が有罪となった後、彼からの寄付金を辞退しています。

 

しかし相変わらずエプスタインからの寄付を受けていたのがマサチューセッツ工科大学のメディアラボという研究所です。

 

メディアラボがエプスタインから総額でどれだけの寄付を受けていたかは不明ですが、10億円はくだらないと言われています。

 

 

そしてその当時メディアラボの所長をしていたのが、伊藤穣一という日本人で、寄付の窓口になっていたのも彼です。

 

 

伊藤は研究者であると同時にビジネスマンで、今現在は千葉工業大学の学長です。

 

エプスタインは、その伊藤の個人事務所に多額を提供していまいした。伊藤の成功はエプスタインの力によことも大きかったようです。

 

伊藤はエプスタインからの寄付を匿名で処理していました。

 

伊藤は有罪になった後のエプスタインとのつながりが明らかになった後もマサチューセッツ工科大学ハーバード大学ニューヨークタイムズなどでの仕事を辞めませんでしたが大学からの追及を受け2019年9月ついに各方面に辞表を出しました。

 

そんな伊藤はエプスタインとのつながりがバレる前の2014年にエプスタインの島を訪れています。

 

その時に一緒に行ったのが、このリード・ホフマンという大金持ちです。ホフマンはビジネス版Facebookと言われるLinkedlnの創設者として非常に有名な人間で、ガチガチの民主党支持者です。

 

伊藤はエプスタインとホフマンをつなげようとしていたのです。そして両方に対して資金の援助を申し込んでいました。

 

このことはウィール・ストリート・ジャーナルの取材に対して伊藤自身が認めています

 

繰り返しますが、これは2014年の出来事です。伊藤とホフマンはその後もさらに島を訪れる予定だったことが資料に残っているそうです。

 

 

エプスタインと親しくなったホフマンは2015年8月にシリコンバレーで開いた夕食会に伊藤とエプスタインを呼びました。

 

その会にはイーロン・マスクマーク・ザッカーバーグも出席しており、彼らに伊藤とエプスタインを紹介して彼らの地位を引き上げるのが目的だったようです。

 

しかしエプスタインは2019年8月に獄中で死亡し、伊藤はその翌月に失脚したのです。

 

その後、千葉工業大学と関係を持ち始めた伊藤は2023年7月から千葉工業大学の学長になっています

 

ホフマンの方はエプスタインとの関係を間違いだったと認め、メディアを通じて謝罪しました。

 

そして現在は共和党のニッキー・ヘンリーに多額の選挙資金を与えています。

 

強硬なアンチトランプのホフマンはトランプを倒すための最初の刺客としてヘンリーを支持し、できれば予備選の段階でトランプを倒したいとしています。

 

もちろん本気でヘンリーを支持しているわけではなく11月は喜んでバイデンを支持すると言っています。

 

なお、数十年前にトランプさんにデパートの試着室で乱暴されたという訳の分からない裁判を資金面で援助したのも、このホフマンでした。

 

いろいろ悪い人間が裏側でつながっていることが他にももっとこの事件から明らかになりそうですね。黒森ミネオでした。

 

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とうとう出たね・・